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Cross Talk異業種からの転職スタッフ

異業種から介護の世界へ
新しい一歩を踏み出した、
私たちの思い&メッセージ

これまでの経験や業界も全く異なる3人のスタッフが集まり、異業種からの転職についてさまざまな体験談や思いを語ってもらいました。

TALK MEMBER

角田八重子

介護士：グループホーム

事務職25年。2児の母。

宮元麻衣

調理スタッフ：厨房

2021年入職。
パティシエとして職歴約9年。
調理師、製菓衛生師。

井上智史

介護士：特別養護老人ホーム

音響機器の営業職3年、
アパレルでの販売職14年。

デイパーク大府に転職して、本当に人に恵まれたと思っています！

異業種から転職したきっかけや動機、デイパーク大府を選んだ理由は?

宮元私の場合、前職がパティシエとして1日12～16時間労働、休みは月4回といったケーキ業界を経験してきました。そんな中、家庭の事情で祖父母の介護が必要になり…。ケーキ屋で働きながらお世話をしていくのがとても難しくなったので、希望休が出せて8時間で帰れる転職先を探しました。デイパーク大府は介護に理解があるし、厨房の仕事なら自分のスキルを生かせると思って志望しました。

井上私は以前、カラオケ機器・音響設備の営業職としてエルダー部に所属し、さまざまな福祉施設や老人ホームへ訪れる機会がありました。そこで施設の職員の方と接し、音響設備を使って利用者様が楽しんでいる姿を見ているうちに、機械を生かしてどう楽しんでいただくか、どのような場面で活用できるのか、私自身が参加してみたくなったんです。
それに、いろいろ訪れた施設の中でもデイパーク大府はお祭りなど行事や日々のレクリエーションに力を入れているなと感じたこともあって、決めました。

角田私は25年間ずっと事務職をしてきたのですが、介護士へ転職した友人が目をキラッキラに輝かせて仕事が楽しい！って、よく話をしてくれたんです。利用者様に叩かれたりすることもあるらしいんですけど、それよりも楽しい気持ちが上回るってどういうことだろうって、介護の仕事にすごく興味がわきました。先々で後悔するよりもチャレンジするなら今だと思って、約3年前にこの世界へ飛び込みました。
デイパーク大府のホームページを見て、人と人の関係を大切にしているのが伝わってきましたし、研修制度がしっかりしていると思ったことが志望した理由です。

仕事内容について、職場の雰囲気は?

角田私が働いているグループホームは、認知症の方が共同生活を送るところです。お皿洗いや洗濯物干しなどは利用者様がしてくださるので、私たちは見守り時のお手伝いをしています。
入職3年目なので頼られている存在にならないといけませんが、私のまわりは10年超えの方ばかりで、未だにいろいろと教わっています。

井上確かにデイパーク大府は長く働いている職員さんが多いですよね。業界的には離職率が高いと言われていますけど、その点すごいと思います。
私は特別養護老人ホームに勤め、入所から看取りまでを行っています。入居者様が過ごされてきた日常生活のリズムをできる限り尊重し、安全かつ安心して暮らしていただけるようサポートさせていただいています。職員の協力なくてはできない仕事なので、報告・連絡・相談を怠らずにみんなが努力し、積極的な言動と相手への感謝の気持ちを互いに持ち合わせている良い職場だと思います。

宮元厨房では「おいしいご飯を作ろう」と職員みんな一生懸命がんばっています。朝・昼・夕と1日400食ほどの食事を作り、そのうちの月に1～2回は行事食として手の込んだ料理も提供しています。

角田行事食ではお刺身がすごく人気です。天ぷらもサクサクで揚げたてで、いつもおいしそう。この前のおやつに出た手作りみかんゼリー、入居者の皆さんにめちゃくちゃ好評でした！

宮元よかったです(笑)。おやつ作りに関してはパティシエとして栄養士さんにアドバイスができるし、最近では月に1回私自身が考えて作ったおやつも提供しています。クッキー、あんみつ、ゼリー、そして次は鬼まんじゅうを作る予定です。ケアハウスの方々にしかまだ提供していないのですが、スポンジから焼いて、ケーキも手作りしました。

井上すごいですよね。配膳された時の表情とか、皆さんが喜ばれている姿を、じかに見て感じてもらえたらいいなと、いつも思っています。ぜひまたうちの特養も見に来てください！

異業種からの転職ならではの体験談、実際に働いてみて感じたことは?

宮元配膳もしているので、利用者様から「おいしい食事をありがとう」と直接言っていただくことがあります。それに、パティシエ時代はなかなか目の前でお客様が食べる機会が少なかったので、姿を見ることができた時はとてもうれしかったですね。

井上前職では営業職、前々職ではアパレルの販売を行ってきて、人と接することは好きなんです。ただ、入職したての頃はそれがすごく難しく感じました。介護現場では入居者様それぞれに24時間シートという管理表があり、状況を把握しながらプランに沿って業務を進めていきます。次は何をしないといけない、これ覚えなきゃと目の前の業務に翻弄されてしまって、肝心な入居者様とのコミュニケーションを取ることがうまくできなかった。

角田すごく気持ちがわかります。私も最初は必死でしたね、覚えることに。業務が回らないと利用者様と過ごす時間も生まれないから。

井上コミュニケーションの取り方が上手な職員さんの行動を見よう見まねで行いつつも、時間の作り方やその後の業務への影響など何かしらうまくいかず、自分だけ…と不安に思っていました。そうしたら上司が、「◎時から◎時まではコミュニケーションの時間にしよう」と、入居者様と向き合える時間をしっかりと作ってくれたんです。そこからやっと、不安なく悩みなく入居者様と一緒に笑えるようになったし、その時の入居者様の笑顔から、コミュニケーションがうまくいって「あー、よかった」と思えるようになりました。

入居者様の笑顔が見られることが一番のやりがいであり、喜びです。

デイパーク大府で働いてよかったと思うこと、仕事のやりがいや喜びは?

宮元じつは祖父がこちらのショートステイでお世話になっていた時期がありました。休憩時間にときどき様子を見に行ってみると、私が作った料理を祖父がおいしそうに食べてくれていて。他の利用者様の様子も見ることができたし、よかったなと思っています。利用者家族としての経験ができたことで、もっともっとおいしい食事を作りたいという気持ちが強くなりました。

角田私はとにかく一緒に働く方にすごく恵まれていると思っています。転職した頃は、子どもが中学生と高校生だったんですけど、仕事が始まる前に「年齢的に小さくはないけど角田さんにとって大切な子どもには変わりはないから。お子さんとの時間も大切にできるシフトを考えましょう」って。その言葉がすごくうれしくて、帰宅後すぐ娘に報告しました(笑)。逆に迷惑かけずに頑張ろうって思いましたし、これから先もずっと忘れることはないと思いますね。

宮元角田さんみたいに私も心を開いた上司がいて。私にとってお母さんみたいな存在なんですが、その人がいたからこそ、多分ここで頑張ることができました。

角田へぇー。何かきっかけがあったんですか?

宮元自宅で家族の看取りの期間があり、仕事を急に休まないといけないなど介護に結構困っていた時、その上司が「休みなさい」って快く言ってくれて。精神的にも本当に支えてもらいました。でも今度は、その上司がご家族の介護をすることになって。もう少し負担を減らすなどして、今度は私がその上司を支えたいと思っています。

角田素敵な関係ですね。
私もはじめて土日祝働き、夜勤もある職場で心配もありましたが、ここでなら相談しながら続けていけるかなと思ったのをよく覚えています。
仕事の件でも上司や先輩に相談しやすいですし、スタッフの方もイヤな顔をせずに仕事を1から教えてくれます。それに、子どもの学校行事などで希望休が被ってしまう時があっても「お互い様」「私が困ったときは助けてもらうから、気にしなくていいよ」と温かい言葉をかけてくれます。

井上自分にとって一番の仕事のモチベーションは、入居者様の笑顔が見られることですね。
20代の頃はノルマに対して数字や成績をアップさせたい、成功して見返りがほしいという考え方はあったんですけど、今は全くそういった感覚ではなくて。本当に入居者様の笑顔がきっとお金に変えられない価値というか、プライスレスなやりがいや喜びだと思うんですよね。

角田素敵。介護職をやっている先輩方、本当に尊敬します！
見守り時の視点もスタッフそれぞれに違い、椅子の位置一つとっても危険回避のためにそういうポイントをちゃんと見ているんだとか、危機管理能力に長けている人もいるので。いろんなことを吸収させてもらいました。介護士として私はまだまだだなぁと痛感しています。

井上私もうまくいかないこともいっぱいありますよ。人が好きじゃないと、多分長く続けていられないかなと思っています。
デイパーク大府は複合の施設なので、さまざまな事業所で働いているスタッフとお話ができるし、委員会や研修などの交流の場で事業所ごとの活動や問題、レクリエーションや過ごし方まで、多数の知識が得られることも魅力ですよね。

宮元デイパーク大府は、職員さんがみんなとても優しいですよね。自分自身のスキルアップに必要な研修を受けさせてもらえますし。しっかり努力を認めてもらえるところもうれしいです。

パティシエとしての経験を生かして、喜んでいただけるおいしさを届けたい。

今後の目標や、専門職としてさらに磨いていきたいことは?

宮元先日、調理師免許を取得できたので、パティシエ時代に取得していた製菓衛生師免許も生かし、食事もおやつもおいしく作って、デイパーク大府に貢献できたらいいなと思っています。そのためにもっと作り方などを試行錯誤し、高齢の方に喜んでいただけるおやつの研究などもしていけたらと考えています。

井上アパレル業でPOPや企画書・図面・広告などパソコン業務にもあたっていたので、そういった知識や作成には役に立っているかなと思っています。この前も大府の福祉フェアが開催されて、地域交流委員会のメンバーとしてデイパーク大府のブースで特養を紹介するための原稿や広告を作りました。秋祭りでは、前職を生かして音響設備に関するお手伝いを行う予定です。
今後の大きな目標というのはないですが、より良い暮らしのサポートができる人になりたい。そのためにも観察力を磨いて、変化や危険察知に気づけるように努力したいと思います。

角田事務の仕事はやりきったと思っていましたが、離れてみて事務の仕事が好きなことに気づきました。もちろん教えていただいた介護から離れることは考えていませんが、事務職でも貢献できたらうれしいです。

異業種から転職を検討中の方へメッセージ

角田全くの未経験で飛び込みましたが、デイパーク大府の皆さんは本当に優しくて丁寧に教えてくださいます。できるかなと不安な気持ちは面接の時に話をされると、施設長・総務課長がわかりやすく説明してくれます。心配は要りません、飛び込んできてください!!

宮元ケーキ業界で働いていた時はとてもハードな毎日でしたがデイパーク大府に転職してからは、しっかりとお休みをいただき1日の労働時間も守られるようになりました。そのおかげで、自分自身の時間や家族のお世話の時間をたくさん取ることができて、生活がとても落ち着きました。
福利厚生もしっかりとしているので仕事もプライベートもどちらも安定し、体も心も健康に働くことができます。

井上私は40歳手前の転職でした。自分が学んできた、培ってきた経験が無駄などとは思いません。過去17年、売り上げ/原価/利益と闘ってきました。運営や経営など学び努力したつもりです。
全く仕事も業務も勤務時間も異なりますが、「人が好き」「喜ばせたい」「その先に笑顔がある」って思うと、成し遂げられる気がします。